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ルセンティス 作用機序
ルセンティスによるCNV形成の抑制機序
中心窩下脈絡膜新生血管(CNV:choroidal neovascularization)を伴う加齢黄斑変性では、CNVの発生・進展により血管透過性が亢進し黄斑機能が障害されて視力が低下すると考えられています。
VEGF(vascular endothelial growth factor:血管内皮増殖因子)は脈絡膜の血管内皮細胞を活性化させ、CNVを発生・進展させる因子です。
ラニビズマブ(遺伝子組換え)はヒトVEGFを標的とし、網膜の血管形成を阻害するヒト化モノクローナル抗体のFab断片です。14)
ラニビズマブ(遺伝子組換え)はVEGFと結合してVEGFの作用を阻害するため、CNVの形成および血管透過性が抑制されます。
主要文献 14)Ferrara N., et al.:Retina, 26(8), 859(2006) [LUCF00001] 15)Chen Y., et al.:J. Mol. Biol., 293(4) 865(1999) [LUCS00040] |