イラリス 臨床成績

「効能又は効果」、「用法及び用量」、「禁忌を含む使用上の注意」、「効能又は効果に関連する使用上の注意」、 「用法及び用量に関連する使用上の注意」については添付文書をご参照ください。

副作用

 

(1)国内における副作用発現状況
19例中13例(68.4%)に副作用が認められた。主な副作用は注射部位反応3例(15.8%)等であった。

(効能又は効果の一変承認時までの集計)

 

 

国内臨床試験における副作用発現例数(G1301試験)

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(2)海外における副作用発現状況
324例中128例(39.5%)に副作用が認められた。主な副作用は鼻咽頭炎14例(4.3%)、貪食細胞性組織球症13例(4.0%)、上気道感染12例(3.7%)、頭痛12例(3.7%)、咳嗽12例(3.7%)、腹痛10例(3.1%)、口腔咽頭痛10例(3.1%)等であった。

(効能又は効果の一変承認時までの集計)

 

 

海外臨床試験における副作用発現例数
(A2203試験、G2305試験、G2301試験、G2301E1試験の併合解析)

 

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【用法及び用量】

  1. クリオピリン関連周期性症候群
    通常、体重40kg以下の患者にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者には1回150mgを8週毎に皮下投与する。十分な臨床的効果(皮疹及び炎症症状の寛解)がみられない場合には適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では8mg/kg、体重40kgを超える患者では600mgとする。最高用量まで増量し、8週以内に再燃がみられた場合には、投与間隔を4週間まで短縮できる。なお、症状に応じて1回投与量の増減を検討すること。
     
  2. 高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)
    通常、体重40kg以下の患者にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者には1回150mgを、4週毎に皮下投与する。十分な臨床的効果がみられない場合には追加投与又は適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では6mg/kg、体重40kgを超える患者では450mgとする。
     
  3. TNF受容体関連周期性症候群及び家族性地中海熱
    通常、体重40kg以下の患者にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者には1回150mgを、4週毎に皮下投与する。十分な臨床的効果がみられない場合には追加投与又は適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では4mg/kg、体重40kgを超える患者では300mgとする。
     
  4. 全身型若年性特発性関節炎
    通常、カナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回4mg/kgを、4週毎に皮下投与する。1回最高用量は300mgとする。

 

Adapted ACR Pediatric 30、50、70、90、100は、上記1~6のうち3項目以上がベースラインからそれぞれ30%以上、50%以上、70%以上、90%以上、100%改善し、かつ過去1週間に発熱がなく(上記7)、上記1~6のうち30%を超えて悪化した項目が1項目以下である場合をさす。

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