関節所見ライブラリ

Vol.04[安静時の腰痛]【医療関係者用】

<症例>29歳女性
<主訴>安静時の腰痛
<既往歴>特記事項なし
<家族歴>脊椎関節炎を含めた膠原病なし、日本人家系

(症例提供・監修)    慶應義塾大学病院 リウマチ・膠原病内科 助教 平本 和音 先生

現病歴

数年前より腰痛が出現した。臥床時の腰痛が最も辛く、起き上がりが困難であった。仕事中など日中に体を動かしている間は腰痛は気にならなかった。腰痛は年々悪化したため近医整形外科を受診した。CRP 1.31mg/dlと炎症反応上昇があり、腰椎CTでL5/S1を主とした椎体の硬化像やびらんを認めた(写真1)。
NSAIDs内服するも疼痛改善はなく、さらなる精査と治療のため脊椎関節炎の疑いで当院紹介となった。

写真1 腰椎CT 正面像 側面像

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2023年7月作成

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