ボルタレン FAQ
製品FAQは医療に従事する先生方からよくご質問いただく内容をまとめたものです。記載している情報はあくまで参考情報としてお取り扱いいただき、医療上のご判断は医療従事者の裁量と責任のもとに行っていただきますようお願い致します。
製品のご使用にあたっては、最新の電子化された添付文書(電子添文)をご確認ください。製品に関してご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせ窓口にお問い合わせください。
1.特定の背景を有する患者
ボルタレンゲル、ボルタレンテープ、ボルタレンローションについて小児での有効性・安全性を教えてください
ボルタレンゲル、ボルタレンテープ、ボルタレンローションは小児等を対象とした臨床試験は行っておらず、有効性・安全性は確立していません1)。
投与に関しては、患者の状態を十分に観察し、リスクとベネフィットを十分に考慮した上で、医師の判断でお願いいたします。
(参考)
1) ボルタレンゲル、ボルタレンテープ、ボルタレンローション電子添文9.7
2.用法及び用量
ボルタレン錠またはボルタレンSRカプセルと、ボルタレンサポを併用してもいいですか?
ボルタレン錠またはボルタレンSRカプセルと、ボルタレンサポの併用に関する臨床試験は行っておらず、有効性や安全性は確立していません。
併用に関しては、患者の状態を十分に観察し、リスクとベネフィットを十分に考慮した上で、医師の判断でお願いいたします。
3.製剤
ボルタレンサポの溶融温度を教えてください。一度溶けると変形しますか?変形したものを使用してもいいですか?
ボルタレンサポの溶融温度は、約35℃です1)。
ボルタレンサポは、一度溶けると変形することがあります2)。
少しの変形であればお使いいただけますが、割れたものは使わないでください。
また、一度溶けて再度固まったものは有効成分がかたよることがあるため、分割して使わないでください。
(参考)
1) ボルタレンサポ電子添文3.2
2) ボルタレンサポ患者指導箋
ボルタレンサポの貯法について教えてください
ボルタレンサポの貯法は冷所です1)。1℃から15℃以下で保存してください。
(参考)
1) ボルタレンサポ電子添文 貯法
ボルタレンサポを室温で保管してしまいましたが使用してもいいですか?
ボルタレンサポの貯法は、冷所保存です1)。貯法を逸脱した製品の使用は避けてください。
貯法から外れたボルタレンサポを投与した場合の有効性、安全性は検討しておりません。
参考としてボルタレンサポの室温における安定性データは以下の通りです。
ボルタレンサポを未包装(シャーレ開放)で室温(25℃・75%RH)の条件下に1ヵ月間保存した安定性試験の結果、性状、含量、確認試験、溶解温度、および類縁物質はすべて規格内でした2) 。
(参考)
1) ボルタレンサポ電子添文 貯法
2) ボルタレンサポインタビューフォーム IV-6.
ボルタレン錠・ボルタレンSRカプセルは簡易懸濁法で投与してもいいですか?
ボルタレン錠およびボルタレンSRカプセルを懸濁して投与することは、承認外の用法となります。
懸濁投与した際の有効性、安全性、薬物動態は確立していませんので、弊社からは推奨していません。
ボルタレンサポ12.5mgを分割して使用する場合の切断方法を教えてください
ボルタレンサポ12.5mgを半分に分割して使用する場合、2つの方法(真横と斜めに切断する)があります。

ただし、一度溶けて再度固まったものは有効成分がかたよることがありますので、分割して使わないでください。
(参考)
ボルタレンサポ12.5mg 患者指導箋
ボルタレンゲルの塗布部位が白くなることはありますか
薬の一部が乾いて白く見えるため、塗ったところが白くなることがあります。
痛いところとその周辺に、まんべんなくうすく塗りひろげてください。
(参考)
ボルタレンゲル患者指導箋
ボルタレンSRカプセルは脱カプセルして投与してもいいですか?
ボルタレンSRカプセルを脱カプセルして投与することは、承認外の用法となります。
脱カプセルして投与した際の有効性、安全性、薬物動態は確立していませんので、弊社からは推奨していません。