クロザリル投与開始基準及び投与中の検査頻度と中止基準(CPMS規定)

クロザリル

クロザリルの適正使用の流れ

クロザリル投与開始基準及び投与中の検査頻度と中止基準(CPMS規定)

 

白血球数
( /mm3 )

好中球数
( /mm3 )

処置

4,000以上 かつ 2,000以上

投与開始可能。
投与継続可能。
投与開始から最初の26週間は血液検査を週1回行うこと。
なお、条件を満たした場合には、26週以降は2週に1回、投与開始から52週間以降は4週に1回の血液検査とすることができる。
ただし、2週に1回又は4週に1回の血液検査に移行した後、4週間以上の投与中断があった場合には投与再開から26週間は週1回の血液検査を行うこと。
なお、条件を満たした場合には、26週以降は2週に1回、投与再開から52週以降は4週に1回の血液検査とすることができる。

3,000以上 4,000未満
又は
1,500以上 2,000未満

①の範囲に回復するまで血液検査を週2回以上行い、注意しながら投与継続可能。

3,000未満
又は
1,500未満

直ちに投与を中止し、①の範囲に回復するまで血液検査を毎日行い、十分な感染症対策を行う。少なくとも回復後4週間までは血液検査を週1回以上行うこと。

クロザリル電子添文 2023年10月改訂(第3版)より

血液内科医との連携
  1. 白血球数<3,000/mm3又は好中球数<1,500/mm3

    投与を中止し、血液内科医等に連絡する。

  1. 500/mm3≦好中球数<1,000/mm3かつ発熱≧38度

    速やかに血液内科医等に連絡し、相談する。
    (原則として抗菌剤の投与が必要)

  1. 好中球数<500/mm3

    速やかに血液内科医等に相談し、個室管理を検討する

  1. 好中球数<500/mm3かつ発熱≧38度

    原則として、血液内科医等が治療する。

    病病連携の場合、連携先の病院へ搬送し、血液内科医等が治療するか、または、連携元の医療機関で血液内科医等の指示に従い治療する。
    (広域スペクトラムの抗菌剤の投与が行われ、G-CSF製剤、抗真菌剤の投与が検討される。)

クロザピン(クロザリル®)適正使用ガイダンス第16版および
クロザピン(クロザリル)による好中球減少症/無顆粒球症対処マニュアル第9版より作成

クロザリルのお問い合わせ

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デジタルコミュニケーター

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電話番号 0800-222-8814​(通話料無料)​

業務時間 月〜金 9:00~17:30(祝日及び当社休日を除く)

 

ノバルティスダイレクト

電話番号 0120-003-293(通話料無料)

受付時間 月〜金 9:00~17:30(祝日及び当社休日を除く)


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