クロザリル 禁忌

クロザリルの適正使用の流れ

禁忌(次の患者には投与しないこと)

2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2.2CPMSへの患者登録前(4週間以内)の血液検査で、白血球数が4,000/mm3未満又は好中球数が2,000/mm3未満の患者 [無顆粒球症が発現するおそれがある。]

2.3CPMSの規定を遵守できない患者 [1.1,8.1参照]

2.4CPMSで定められた血液検査の中止基準により本剤の投与を中止し、CPMSで定められた再投与検討基準に該当しない患者 [無顆粒球症が発現するおそれがある。] [8.2.5,9.1.3参照]

2.5骨髄機能障害のある患者 [骨髄機能が悪化し、無顆粒球症が発現するおそれがある。]

2.6骨髄抑制を起こす可能性のある薬剤を投与中の患者又は放射線療法、化学療法等の骨髄抑制を起こす可能性のある治療を行っている患者 [10.1参照]

2.7持効性抗精神病剤 (ハロペリドールデカン酸エステル注射液,フルフェナジンデカン酸エステル注射液,リスペリドン持効性懸濁注射液,パリペリドンパルミチン酸エステル持効性懸濁注射液,アリピプラゾール水和物持続性注射剤)を投与中の患者 [10.1参照]

2.8重度の痙攣性疾患又は治療により十分な管理がされていないてんかん患者 [症状が悪化するおそれがある。]

2.9アルコール又は薬物による急性中毒、昏睡状態の患者 [これらの状態を悪化させるおそれがある。]

2.10循環虚脱状態の患者又は中枢神経抑制状態の患者 [これらの状態を悪化させるおそれがある。]

2.11重度の心疾患(心筋炎等)のある患者 [心疾患が悪化するおそれがある。]

2.12重度の腎機能障害のある患者 [腎機能が悪化するおそれがある。] [9.2.1参照]

2.13重度の肝機能障害のある患者 [肝機能が悪化するおそれがある。] [9.3.1参照]

2.14麻痺性イレウスの患者 [抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある。]

2.15アドレナリン作動薬 (アドレナリン,ノルアドレナリン) を投与中の患者 (アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く) [10.1,13.2参照]

クロザリル電子添文 2023年10月改訂(第3版)より

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