ベオビュ 安全性 [HAWK]

ベオビュ 加齢黄斑変性(AMD)

 

日本人を含む国際共同第Ⅲ相試験(HAWK:C001試験)安全性

 

 

副作用[48週]

 

治療対象眼

48週までの治療対象眼における副作用発現率は、ベオビュ3mg群22.3%(80/358例)、ベオビュ6mg群22.2%(80/360例)、アフリベルセプト2mg群17.8%(64/360例)でした。主な副作用は結膜出血〔ベオビュ3mg群7.5%(27/358例)、ベオビュ6mg群5.6%(20/360例)、アフリベルセプト2mg群4.4%(16/360例)、以下同順〕、ぶどう膜炎〔1.1%(4/358例)、1.7%(6/360例)、0%(0/360例)〕、網膜色素上皮裂孔〔0.8%(3/358例)、1.4%(5/360例)、0.8%(3/360例)〕でした。
重篤な副作用は、「治験薬との関連あり」としてぶどう膜炎(ベオビュ3mg群1例、ベオビュ6mg群2例)、網膜動脈血栓症(ベオビュ6mg群1例)、増殖性網膜症(ベオビュ6mg群1例)、硝子体炎(ベオビュ6mg群1例)、網膜動脈閉塞(ベオビュ3mg群1例)、黄斑円孔(アフリベルセプト2mg群1例)、眼内炎(ベオビュ3mg群2例)が、「治験薬投与手技との関連あり」として網膜剥離(ベオビュ3mg群1例)、黄斑円孔(アフリベルセプト2mg群1例)、眼内炎(ベオビュ3mg群2例、ベオビュ6mg群2例)が認められました。
投与中止に至った副作用(治験薬または治験薬投与手技との関連がある有害事象)は、ベオビュ3mg群8例(眼内炎3例、角膜後面沈着、網膜下滲出液、網膜動脈閉塞 、前房出血、眼の炎症各1例)、ベオビュ6mg群8例(ぶどう膜炎3例、網膜動脈血栓症、網膜血管周囲鞘形成 、虹彩炎、増殖性網膜症、硝子体炎各1例)、アフリベルセプト2mg群2例(網膜色素上皮裂孔、視力障害各1例)に認められました。

 

眼以外

48週までの眼以外の副作用発現率は、ベオビュ3mg群0.6%(2/358例、心室性期外収縮及び虚血性大腸炎)、ベオビュ6mg群0.3%(1/360例、高血圧)、アフリベルセプト2mg群1.1%(4/360例、不安定狭心症、高血圧、虚血性脳卒中及び頭痛)でした。
死亡はベオビュ3mg群4例、ベオビュ6mg群4例、アフリベルセプト2mg群6例に認められましたが、いずれも治験薬との関連なしと判断されました。
重篤な副作用として、虚血性大腸炎(ベオビュ3mg群1例)、不安定狭心症及び虚血性脳卒中(アフリベルセプト2mg群各1例)が認められました。
投与中止に至った副作用(治験薬との関連がある有害事象)は、アフリベルセプト2mg群2例(虚血性脳卒中、不安定狭心症各1例)に認められました。

 

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1症例で複数の事象を発現したケースを含むため、総和が一致しないことがある
※1 ぶどう膜炎1例、網膜動脈閉塞1例、眼内炎2例
※2 ぶどう膜炎2例、網膜動脈血栓症、増殖性網膜症、硝子体炎各1例
※3 黄斑円孔1例
※4 網膜剥離1例、眼内炎2例
※5 眼内炎2例
※6 黄斑円孔1例
※7 虚血性大腸炎1例
※8 不安定狭心症、虚血性脳卒中各1例

 

副作用[96週]

 

治療対象眼

96週までの治療対象眼における副作用発現率は、ベオビュ3mg群27.1%(97/358例)、ベオビュ6mg群26.9%(97/360例)、アフリベルセプト2mg群21.4%(77/360例)でした。主な副作用は結膜出血〔ベオビュ3mg群10.1%(36/358例)、ベオビュ6mg群7.2%(26/360例)、アフリベルセプト2mg群6.7%(24/360例)、以下同順〕、ぶどう膜炎〔1.4%(5/358例)、1.7%(6/360例)、0.3%(1/360例)〕、網膜色素上皮裂孔〔0.8%(3/358例)、1.4%(5/ 360例)、0.8%(3/360例)〕でした。
重篤な副作用は、「治験薬との関連あり」としてぶどう膜炎(ベオビュ3mg群1例、ベオビュ6mg群2例)、網膜動脈血栓症(ベオビュ6mg群1例)、増殖性網膜症(ベオビュ6mg群1例)、硝子体炎(ベオビュ6mg群1例)、網膜動脈閉塞(ベオビュ3mg群1例)、黄斑円孔(アフリベルセプト2mg群1例)、眼内炎(ベオビュ3mg群2例)が、「治験薬投与手技との関連あり」として網膜剥離(ベオビュ3mg群1例、アフリベルセプト2mg群1例)、黄斑円孔(アフリベルセプト2mg群1例)、眼内炎(ベオビュ3mg群2例、ベオビュ6mg群3例)が認められました。
投与中止に至った副作用(治験薬または治験薬投与手技との関連がある有害事象)は、ベオビュ3mg群8例(眼内炎2例、眼内炎/緑内障 、網膜下滲出液、網膜動脈閉塞 、前房出血、眼の炎症、ぶどう膜炎各1例)、ベオビュ6mg群8例(ぶどう膜炎3例、網膜動脈血栓症、網膜血管周囲鞘形成 、虹彩炎、増殖性網膜症、硝子体炎各1例)、アフリベルセプト2mg群2例(網膜色素上皮裂孔、視力障害各1例)に認められました。

 

眼以外

96週までの眼以外の副作用発現率は、ベオビュ3mg群1.7%(6/358例、心室性期外収縮、虚血性大腸炎、冠動脈疾患、脳梗塞 、脳血管発作、血中尿素増加及び血中尿素窒素/クレアチニン比増加各1例)、ベオビュ6mg群 0.8%(3/360例、高血圧2例、蕁麻疹1例)、アフリベルセプト2mg群2.5%(9/360例、頭痛2例、虚血性脳卒中、心筋梗塞 、心室血栓症、不安定狭心症、悪心 、アナフィラキシー反応、心拍数不整、錯乱状態各1例)でした。
死亡はベオビュ3mg群9例、ベオビュ6mg群8例、アフリベルセプト2mg群12例に認められ、このうちベオビュ3mg群の脳血管発作(1例)は治験薬との関連ありと判断されました。
重篤な副作用は、冠動脈疾患、虚血性大腸炎、脳梗塞及び脳血管発作(ベオビュ3mg群各1例)、不安定狭心症、心室血栓症、虚血性脳卒中、心筋梗塞及びアナフィラキシー反応(アフリベルセプト2mg群各1例)が認められました。
投与中止に至った副作用(治験薬との関連がある有害事象)は、ベオビュ3mg群1例(脳梗塞)、アフリベルセプト2mg群3例(虚血性脳卒中、不安定狭心症/心室血栓症、心筋梗塞各1例)に認められました。

 

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1症例で複数の事象を発現したケースを含むため、総和が一致しないことがある
※1 ぶどう膜炎1例、網膜動脈閉塞1例、眼内炎2例
※2 ぶどう膜炎2例、網膜動脈血栓症、増殖性網膜症、硝子体炎各1例
※3 黄斑円孔1例
※4 網膜剥離1例、眼内炎2例
※5 眼内炎3例
※6 網膜剥離、黄斑円孔各1例
※7 冠動脈疾患、虚血性大腸炎、脳梗塞、脳血管発作各1例
※8 不安定狭心症、心室血栓症、虚血性脳卒中、心筋梗塞各1例
※9 アナフィラキシー反応1例

 

日本において承認されたベオビュの用法及び用量(抜粋)
〈中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性〉
ブロルシズマブ(遺伝子組換え)として6mg(0.05mL)を4週ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、通常、12週ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、8週以上あけること。

日本において承認されたベオビュの用法及び用量に関連する注意(抜粋)
〈効能共通〉
7.1 臨床試験においては、両眼治療は行われていない。両眼に治療対象となる病変がある場合は、両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で本剤を投与すること。なお、初回治療における両眼同日投与は避け、片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行うこと。
 

〈中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性〉
7.2 維持期においては、定期的に疾患活動性を評価し、疾患活動性を示唆する所見が認められた場合は、投与間隔を8週とすること等を考慮すること。
[電子添文17.1.1、17.1.2参照]

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